今年ももうすぐ終わり。
この一年を振り返ってみると、
「石の上にも三年」という言葉がぴったりだった一年のような気がしています。
一年目より二年目、そして三年目と、自分自身でも成長を感じています。
確かな手応えとともに。
そして、三年というのが一つの節目のような気がしています。
何かが形作られていく感じがしているのです。
多くの方々と鍼灸を通して繋がれたことを嬉しく思います。
また、鍼灸が自分の人生を創ってくれていると確信しています。
ご縁をいただけた全ての皆様に感謝の気持ちで一杯です。
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
よいお年をお迎えください。
最近来られた子供さん。
本当に生まれたてで、初めて会う人や初めての場所では大泣きするそう。
当処では今までにないくらいリラックスし、お母さんがびっくり。
どこへ行くにも、出来るだけ子供さんのリラックスされる場所を選んでいただきたい。
鍼灸院の価格と内容は関係があるものと考えていたが、
様々な経験を経る中で全く関係の無いものだとわかった。
昔は純粋に、技術が高いから鍼灸の値段も高いと思っていた。
よく効くから値段が高いのだと勘違いしていたのだ。
受け手側がしっかりと、効いたのかどうか、
感じ取っていただければ幸いである。
様々な方から地方の話を伺う。
ある土地にしかない風習や慣習を耳にする。
鍼灸もそういった、土地にどれだけ根ざしているかということは大きな問題だ。
鍼灸を東京の土地に染み込ませていきたい。
鍼灸という括りとしてはひとつでも、スタイルは様々。
五分以内で終わるところもあれば、きっちり一時間や、当処のように必要な分だけ行うところ。
何が良いかは受けて側が決めてくだされば結構。
師走だからか、街は心なしかせわしない。
反面、自分自身の内面は穏やか。
自分の中の意識、無意識がだんだんと変わってきている。
身体と意識は当然無関係ではない。
自分自身の内面、身体に目を向けることで、意識が変革されていく。
身体に鍼を埋める方法がかつてはあったらしい。
現代では、身体に貼り付ける鍼があるが、そういった名残りだろうか。
鍼とあまり関わらないことが、健康だと思う。
関わったとしてもどんどん鍼灸院との距離を離していかなければいけない。
病気を見て判断するのではなく、その人の身体をそのまま丸ごと
見て様々なことを判断したい。
数値や検査結果も大切だが、その人としての感覚が重要。
機械なら異常な部分を見つけ、部品を交換すればよいのだが、我々はそうはいかない。