山の頂

過ぎゆく日常は、初めて登る山の道すがら、どこまで続いているのか、

頂上はまだかと思いながら進みゆく心境に似ているのかもしれない。

あるとき急激な変化が生じ、ここからが下りなのか、と安堵や少し寂しい気持ちに襲われる。

何となくこの道がずっと続いているのかと思いきや、山の道はその山の構造の通りである。

山の道に色々な感情をこちらが勝手に乗せていくわけだが、道は不変。

いつかは終わりが来ると分かっていながらも、それが出来るだけ来ない様に願うこともある。

 

2024年も残すところあと少し。