アート系の方との話。
ある業界で最後に生き残る巨匠とされる方々には、共通することがある。
それぞれの信念を曲げずに、同じことをやり続けてきた方々だ。
そういった積み重ねが、ある時、大きな柱として姿を現す。
その柱は、よく目を凝らし、感じて仕事をして生きて行かなければ、
構築されていかない。反面、虚像は一瞬にして、大きくなる。
虚像が通用する時期はよいが、本当の所、まともな戦いは出来ない。
主観的には「これが世界一」と簡単に言えてしまうが、客観性があればあるほどに、
虚像は虚像の域を出ない。プロ野球の打率ように、数値化されれば終わりだ。
また、骨董品のように、本物のしっかりとした目利きの眼に掛かれば一発だろう。
しかし、技術と人気は関係しない、とも言われていた。
これに関しては、世相を見るに、より顕著であると感じた。