良く勉強している鍼灸師

良く勉強している鍼灸師、みたいな話に接すると、なかなか複雑だ。

 

もちろん、様々な知識として、身体や鍼灸のことを知っているという事は大切なのだが、

鍼灸院という場で患者さんに求められていることは、そういったことなのだろうか。

 

知識はともかく、鍼や灸を用いて、どういう風に身体や症状を変化させられるか、という事を、

受け手だったら求めるのではないだろうか。

様々な苦しさから解放されたいと、切実な思いで鍼灸を受けに来られるはずだから。

 

症状に対する説明や日常生活を改める事などで、救われるほど簡単な症状なら、鍼灸を必要とはしないのかなと思う。