めまぐるしく移り変わる日々の中に、やっとこ自分自身を置いていた。
気がつけば二月も九日目。
最近、外に出る機会が多かったせいか、社会の異常さを骨身に沁みて感ずる。
また、佳還処はり灸へ来られる方々が佳い空気を運んでくださることも、
外とのコントラストを際立たせている。
そういった空気の中に触れるうちに、自分自身の失われた時間に思いを馳せる。
まあ、そうは言っても、過ぎ去った時間は元へは戻らない。
外へ出れば、ついついスマホを見てしまう。
それはいわば、周りを敢えて観ないようにする自己防衛。
その中にもまた、様々な自分の感覚を鈍らせる要素が多く存在する。
しかし、中には自分の背中を押してくれるものもある。
「生まれ変わるなら 生きてる間」
ツイッターでフォローしている名言botにそう書かれていた。
そう、来世ではく今世で何かを変えていかねばならぬ。
次ではなく、今。
人間は慣性の生き物とは言われるが、何となく変化を与えて生きたい。
それは、もちろんよい意味での、だ。
自分の人生を振り返っても、大きな節目となり得ることが、昨日起きた。
奇しくも、昨日は年に一度行われる針供養の日。
仕事で使っている鍼だけではなく、裁縫の針なども針供養の対象だそうだ。
何かそういった日に、自分自身の節目が訪れるのも、縁を感じる。
今まで以上に鍼と灸、そして身体に向き合って参る所存です。
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