自宅で自分で出来るお灸の話。
四つの注意事項の最後の項目は、精神状態と体調である。
精神の状態と身体の状態は密接な関係にある。
誰でも気分が乗らないことをする時は身体が重たいし、端から見ても見映えが悪い。
反面、恋する女性はきれいだ、といった歌もあるように、精神的に解放された状態や自分が興味のあることだと、身体も軽いだろうし、お肌の艶もよくなり、外見上もきれいになる。
精神を整えれば身体もよくなり、身体を整えれば精神も整う。
健康的な人は精神的にも安定しているように思う。精神的に安定していない人は健康そうには見えない。
お灸を行う意味は、もちろん身体的な健康のため、というのは大前提なのだが、精神にも集注を向けていただきたい。身体の改善はもちろん、精神にも作用するものであるという認識を持ちながら行うと、単なるお灸ではなく、一種の瞑想のような効果にも期待できる。お灸を行う時間くらいは、深く息を吸って、ゆっくりと吐き、様々なことから意識を外し、自分の内なる声に耳を傾けたい。
そういった意味合いが、お灸における精神、身体状態の大切さである。
お寺に行ったときの静けさ、大自然の中に身をおくと聞こえてくる、音にならない風の通りや鳥のさえずり、木々の揺らぎ。
そういったイメージを持ちながら気持ちを整えられれば、お灸の意味合いが変わってくる。
あとは、自分の体調と相談である。寝不足や体調不良の場合、本来はお灸をするべき時なのだが、ご自身で行う場合は、調整が難しいのでおすすめしない。
様々な意味において、余裕をもって行うということが、お灸をする上で重要なことなのである。
お灸教室のご案内(自宅で出来るお灸のポイントをやさしくお教えします)
2/22(土)17:00~女性限定
2/23(日)10:00~
2/26(水)19:30~
詳しくはお灸教室のご案内へ。
世田谷区 自由が丘の鍼灸
佳還処はり灸
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